プライベートガレージを持つ事は可能です
・青空駐車はもうイヤだ
・レンタルガレージから卒業したい
・本格的にメンテナンスを初めたい
悩みのタネは人それぞれ、複数の悩みがある方もいます。私の場合旧車メンテナンス用のガレージですが、そのような物件は探してもほとんど見つかりません。新築すれば可能なのでしょうが、私は新築するのなら人が住む家を建てる方を選択します。
ここでは、庶民派・趣味ガレージにフォーカスしてみます。
今回 元縫製工場をリノベーション、ガレージに仕立てる目論見です。本当に素人でも出来るのか?私はチャレンジする価値があると思いました。ご自身のガレージに求める要素は其々あるかと思いますが、これを参考に自分に出来る事から挑戦してみては如何でしょう、苦しくもあり 楽しくもありです。旧車のレストアに近い面白さがあると思います。
それでは私の案件を参考に、ご自分でガレージを持つイメージで見てください
チャプター1 物件探し
・ガレージの目的
・場所と広さを決める
・妥協も必要
・解決方法を見つける
1 ガレージの目的
何をしたいのか、目的がないと方向がブレますのでしっかりと検討します。
- 分解整備 旧車部品は欠品や入荷待ちでバラしたまましばらく手付かずになる事が多い。私の場合 エンジン修理が面白いので旧車いじりしているところがありますから これは必須です。
- 板金塗装 旧車特有のサビ補修ができるか出来ないか、維持していく上でこのスキルが有るのと無いのとでは楽しめるボリューム感が全然違う、今回は特に塗装技術向上の為必要。
- 部品保管 車両保管 苦労して集めた部品や車両、置き場には困るのです。
- 洗車スペース・旧車にはジャブジャブと水を掛ける洗車はしませんが あればいいですね
2 場所と広さを決める
こちらも重要です、好みや使い方で変化する条件かと思います。
- 私の経験上、日常からの解放感はとても心地よかったので 少し離れた場所にしました。
- 自宅から少し離れた郊外 騒音、臭気の影響を考慮し民家から離れていることが望ましい。車で30〜40分 距離で30km程度の郊外とした。
- 40坪以上の床面積 車両を分解整備するには、最低でも2台分のスペースを取る。1台当り(3m×5.5m×2)として2台分66㎡以上必要と見積もる。
- 道路に面した空き地 キャリアカーなどトラックからの荷下ろしの際 ストレスにならないスペースがあれば理想的。
3 ある程度妥協も必要・完璧な物件はありません
どうしても譲れないガレージの目的や場所は押さえておいて、細かいところを見ていきます。そもそも旧車メンテ専用ガレージなんて存在してませんから
- 動力源 電源は来てるのか (200V動力電源)
- 水は確保できるか
- 床がコンクリート土間か
- 駐車場はできるだけ高低差や障害物がない事(植木、庭石、門柱など)
4 問題点の解決方法を見つける
自分自身でできる作業をイメージしてみます、ご自身の経験 スキルを総動員してください。
今は完璧な作業が出来なくてもいいんです どうしてもダメな時はプロにお願いすれば目的は達成できます。 「この作業なら出来そうかも」とイメージする事はとても大切だと思います、プロの人も最初からその作業が出来た訳ではありません。失敗も経験ですので今後何かの時に役に立つ時が来ます。
- 電気が得意な方は照明やコンセントなどレイアウトが自由になります
- 日曜大工が得意な方は 内装・外装の変更など余裕でしょうか
- ガーデニングが得意な方はエクステリアや駐車場がセンス良く決まるでしょう
- 物件探しにおいて1番と2番は時間がかかります。真剣に考えて悩むところです。
- その間に予算の積み増し 予想される問題の解決スキルアップを行えば良いかと思います。
如何ですか その物件を見た時に完成イメージが浮かびましたか?
浮かんでこない場合はもう一度 2番から妥協の範囲で再度物件探しを行います。
断言できませんが 完成イメージの浮かんだ方は施工可能だと思います。興味のない方にはイメージする事すら出来ませんから、その時点で相当のレベルアップがされているのでは?と考えます
古い車を見てピーンときて 「これならイケる」 と感じた事がある方には
理解していただける感覚だと思います。
ちなみに私は上記3点 電気、大工、ガーデニング素人ですが ピーンと来ました。